無常観・有為の奥山いつ越える?

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クロツカスいきなり咲いてごめんなさい  玉宗


私も関わっている「災害ボランテイア支援友の会」宛に、「全日本仏教婦人連盟」から組織の運動の一環である「花の種運動」のパンフレットが送られて来た。仏教行事である「花まつり」にあわせて「花の種」を配布しているのだという。花々に心通わせ、思いやりの気持ちを子供たちに育ててほしいという、仏教婦人という立場からのささやかな運動である。
連盟はほかにも写経運動・里親運動などいくつかの運動をされている。文化講座も下記のように開催している。

文化講座 例年、家庭・子供をテーマに年8回の一般公開している無料講座。
        日時/第3水曜日(年8回開催)
        場所/東京・谷中天王寺(JR日暮里駅南口徒歩1分)


そのパンフレットの中に馴染み深い「いろは唄」が載っていた。御存知の方も多いだろう。

「いろはにほへと ちりぬるを わかよたれそ つねならむ うゐのおくやま けふこえて あさきゆめみし ゑひもせすん」
「色はにおえど散りぬるを 我が世たれぞ 常ならむ 有為の奥山 今日越えて 浅き夢見じ 酔ひもせず」
解説するまでもない仏教的無常観を詠ったものである。

「花は様々に映えるが、いずれは散ってしまうように、常なるもののないこの世。右往左往・有為転変の人生模様の山脈を幾年越えて来たことだろうか。儚い夢に惑うことなく、煩悩の酒に酔い、振り回されることなく、無為自然に生きてゆきたいものだ。(玉宗訳)」

云うは易く、行うは難い。未だに有為の奥山峡谷に踏み惑っているような日々の有様である。

「どうして山を越えて来ないの?」

「そこに山があるから。」

これではいつまでたっても越えることなど出来そうもない。

自己の世界の真相を知ること。実相を知る方法、それを「行」というのであるが、ありのままに見ることは、ありのままに感じ、ありのままを認識し、ありのままを受け入れ、ありのままに生きることでなければならない。
「無常観」とはかくのごとき「いのちの深さ」を語っているものではなかろうか。無常と一体となること。私なく無常に生き切ること。無常を受け入れること、それが「観」ではなかろうか。


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災害ボランティア支援友の会
 代   表 山下良演
    (能登・穴水高野山真言宗来迎寺住職)
 事務局長 市堀玉宗
    (能登・旧鳳至郡門前町曹洞宗興禅寺住職

被災地NGO恊働センター 代表
CODE海外災害援助市民センター 事務局長・理事
       村井雅清
         e-mail:murai@code-jp.org

支援先 輪島市門前町走出6-66-1 
      災害ボランテイア支援友の会
郵便振替・振込口座番号 00770-4-57778







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この記事へのコメント

湘次
2010年03月17日 08:43
おはようございます
「全日本仏教婦人連盟」の活動は立派なことですね。
なかなか真似のできないことだと思います。
ルフレママ
2010年03月17日 10:34
おはようございます。
「いろは唄」興味深く読みました。小さい頃から何か意味ありげで不思議な呪文のようだと思っていましたが、これですっきりしました。
無為自然に生きて行きたい。言うは易く行い難し、
ごもっとも、人間だもの、、、心掛けていきましょう。
今の社会 婦人活動なくては動きませんよ。
婦人の力は底知れません! 婦人会の常任委員の私が
感じるんですから、ゴミ問題、介護問題、資源問題、
子育て… ありすぎてパンクしそうです。
それを支えていただく男の人、偉い!!
お願いします。
yoshiyoshi
2010年03月17日 12:23
春蟻は生きねばならぬありのまま     よし

霜くすべ片目片目で見てありき     よし
市堀
2010年03月18日 18:29
湘次さま、ルフレママさま、よしさま、コメントありがとうございます。
しっかり目を見開いて今を生きていかねばならないのでしょうが、ときどき、眠くなったり、怠け心で頭でっかちになったり、妄想の世界で生きている事があるようです。ありのままに生きることって難しいですね。合掌

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