軒に氷柱の太る日は

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雪の夕べは悼むがごとく人歩み 玉宗


「軒に氷柱の太る日は」

 
軒に氷柱の太る日は

大人たちは

生きてゆくあやふさを

夕暮れがちに過ごし

白い息を吐きながら

かたはらの冬木を叩いてゆく

空にはいつも

惨たる記憶があるばかりで

虹は雲を裂いて  

晩年のごとく沖にかがよふ


軒の氷柱の太る日は

子供たちは

生きてゆくたのしさに

光りのように匂いたち

天狗が鈴を振るたびに

風花となって舞い上がる

空はいつも

謎解きのおもちゃ箱     

暁に見る夢は

母の乳房のようにあたたかい 








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この記事へのコメント

yoshiyoshi
2011年01月23日 07:12
昨日は丸一日以上のメンテナンスで
ご迷惑をおかけしました

起きぬけに雪と見紛う白障子   よし
市堀
2011年01月24日 20:16

よしさま、コメントありがとうございます。
メインテナンス中だったのですね。あはっ、焦りましたです。(笑)
そちらは雪と無縁の冬景色のようですね。
合掌

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