お七夜荒れの永福寺成道会法要
冬至過ぎ日を追ふ雲の流れかな 玉宗
輪島上空に今年一番の寒気団が来ている。
北陸では「お七夜荒れ」という言葉があって、浄土真宗開祖の親鸞聖人の報恩講に併せるように天候が荒れる。本来は十一月下旬頃の荒れた天気模様なのであろう。宗派は違うが輪島市内のわが曹洞宗寺院も、お釈迦様の成道会を「お七夜法要」と呼び倣わしている。昔は法要の日数も七日間していたという指摘もあることから真宗を真似ている訳でもなさそうであるが、北陸は真宗王国とも言われているお国柄、曹洞宗も教線拡大にあたってニアミスすることもあっただろうか。
永福寺の成道会は二十三日地蔵縁日逮夜に併せて行っているため、歳末の慌ただしさ、心もとなさの中での行事となってしまう。信者さんも高齢になり、荒れた天気の中を外出するのは憚れるのだろう。数えるほどの参拝者となった。
今年最後の行持も無事修行出来た。
一年を象徴する漢字一文字が「絆」に選ばれたが、普段何気ない絆の在り方が、東日本大震災を契機に改めて気付かされた年であった。その「絆」を忘れないようにしたいものであるとともに、自他の「柵」とならぬようにも心を配りたい。絆の芯となるものは私の無い布施の実践であろうと思う。来る辰年も、様々な人生の風が吹くだろう。絆を自在に操れる力量が試される。自他を利するに最善の関わり方を目指して行きたい。
明日からは例年のように年末年始を迎える準備をすることになるのだが、荒れた天候は暫く続きそうである。
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この記事へのコメント
そちらは寒さが一段と厳しくなっておりますとのこと、玉宗様、ご夫人様にはお健やかにお暮らしのこと何よりに存じます。仏道の中で一年の行持を恙無く滞りなく進めて参られるその気高さ豊かさに打たれております。それに引き換えこの私、今ごろ年賀状作りをどうしようか、年用意は?と、一年間のことをあと一週間でなんとなく締めくくりをしなければともがいている自分が何と哀れに見えることでしょう。
お坊様、唐突ではございますが、時節柄、迷える子羊にお恵みをお与えください。合掌
そちらは大雪とのこと、年末年始お気をつけてお過ごしください。
今年も当ブログをご愛顧くださいましてありがとうございました。(^^;
終わりよければすべてよしと世間では言われますが、それもなんか仏法的には片手落ち。始め良ければすべてよしというのも真実かと。出来れば、初中後がそれなりによいに越したことはなく・・
帳尻合わせにあたふたと年末を走り回るのも人生の風光かと。
こんなんです。合掌
湘次様。
冬の太平洋側が羨ましいのは今に始まったことではありませんが、まあ、苦あれば楽あるということで勘弁してあげましょう。(笑)
湘次さんも御身、お大事に駆けずり回って下さいね。合掌