再生への旅

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<<   作成日時 : 2018/09/20 02:14   >>

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みちのべの野菊に呼ばれ励まされ 玉宗


「生きていることに意味はあるのか?いのちに意味はあるのか?私は何のために生まれ、生きて、死んでいくのか?」

仏道はそこが始まり。いのちの話。
仏道は先ずそのいのち縦軸の構築を守備範囲とする。換言すれば私のいのちの実相を拠り所として人生を真っ直ぐ生きて行く歩みである。学びである。実践である。その様にして社会へ関わる。自己を弁えることが出来なくて、社会もなかろう、という理屈もあながち見当外れでもないと思う。

数量的に解決できないいのちの現場には様々な問題が生じる。それは余りにも人間的な問題とでも言うべきもの。
そのいのちの現場とは言いかえれば、いのちの尊厳性を問われていることでもあろう。
仏道は「意味付け」や「欲望」を超越して生きろと教えている。「意味付け」や「欲望」を超越して「生きている事実」の尊厳性を説いている。結論を言えば「ありのままに、命の真相のままに生きて行く」というもの。「ありのまま」と言えば尻込みをする人もいるものだが、「ありのまま」とはだれも避けて通れない前提ではないか。

「ありのまま、いのちの真相」とは、先ず限りがある・ 変化している・可能性の中でうごめいている。そして、関わり合っている・ 比べられない・代れない。また、欲張ってもしょうがない・思い通りにならない。且つ、なにがあってもなんともない・今を生き切ることを面目としている。いのちそのものに迷悟などありはしない。ただそうあるだけ。いのちは一度だって迷ったことがない。

そのような「いのちを大事に生きる」生き方とはどのようなものか。結論を言えば、それそのものでいるしかない、実物のままでいるしかないということだ。分別や意味付けや比較や欲望に振り回されない。ぶれない自己を確立するということ。どのような境涯になったとしても、なんともないいのちを頂いていることに目覚める。欲望の彼岸、欲望を越えたところに私の立ち帰るところがあるということ。諸行無常とは私の分別や都合を越えたところからやってきたり、去っていったりする。誤魔化しの利かない世界で生き死にしていることに目覚めなければならない。

人生に意味があるかないか?人生の意味は私が作り出していくものということのようである。
ありのままのいのちをありのままに頂き、そして、いのちありのままに尽くし施して生きていく、それが私の人生の一大事因縁、生きる意義、生き甲斐、醍醐味、ゆたかさなのであるということ。神仏と共にあると云う事。信仰をもつということ、仏の方を向いていきるということは、つまりそういうことではないかと。当に前代未聞、天下一品、空前絶後の代物である所以。

人生には生きて来たごまかしのきかない総決算のそれぞれの今がある。
本来、逃げることも追う事も、貪ることも出来ない今のいのち。今の生老病死がある。人は誰もが、いつも、そのような、かけがえのない、今があるばかりだと心得なければならない。

そのような未曾有の自己に寄り添い、人に寄り添う。そんな人になりたいものである。人のため、社会のためといいながら、自己一人のいのちに決着できず、寄り添う事が出来ないで見当違いな人生を送ってはいないか。間違いながらも、懺悔しながら、あきらめず、傲慢にならず謙虚に諸行無常に学ぶ。それこそが私の歩むべき仏道の初中後ではなかろうかと。そのような人間の試行錯誤を神様だって咎めたりはしないであろう。



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「写生」

糸瓜さへ仏になれる写生かな

天地にひとり糸瓜の忌を修す

露けくも俳に死したる漢あり

俳諧の腸熱き秋の風

手の届くところに詩や草の秋

土手にのぼれば雲のこころや獺祭忌

獺の祀りし魚や傷だらけ

根岸なる下町鳥の渡るらむ

母一人妹一人柿三つ

六尺に生きたる子規の忌なりけり

ここに来て色なき風を写生せよ



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「夜」

野菊一輪手向け立ち去る道祖神

白々と夜に煙るや花茗荷

尻窄み無花果のもう食べごろに

梨をむく愉しき夜のたなごころ

明日知れぬ坂の途中や栗落ちて

蛇穴に入りたる夜の赤提灯

秋海棠水の彩り濃く薄く

落ちぶれし猫が素通る夜寒かな

もみづるや愈々風の色褪せて

夜の風にごつんと落つる榠樝かな





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