菩提の種

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椿咲く脂照りせる葉表に 玉宗

今日彼岸菩提の種を播く日かな


東日本大地震の死者は九千人を超えてしまった。行方不明者合わせて二万人台になろうとしている。三十万人以上の方々が罹災者となっている。宗門のお寺さんの情報も少しづつ入ってきた。津波でお寺とともに流され亡くなった住職もいるらしい。被害はもっと多くなることであろう。興禅寺が能登半島地震に被災した折に支援していただいたお寺さんもいる。心が痛む。
復興へ向けては、まだまだ超えなければならない難題が数多く残されているだろう。然し、被災者と支援者が一丸となって頑張っている。今日の新聞では福島原発も制御室回復の目処が立ちそうである。日本人の、否、人間の再生力を信じたい。

彼岸もあと二日残すこととなった。
春分の日を中日に前後三日、一週間を通じて、菩提の六つの徳目を配して、仏の道に親しもうという風習が日本にはある。迷いのない、悟りの向こう岸 。時節的にも熱くも寒くもない過ごしやすいこの彼岸の日に、迷いの多い私たちが 6つの知恵(六波羅蜜)を実践することによって、なんともない悟りの向こう岸に 渡ろうというのである。
この六波羅蜜とは、本来菩薩が行う六種の徳目(布施・ 持戒 ・忍辱・精進・禅定 ・智慧) のことで、この六波羅蜜を修めることで 菩薩は自他を利益し涅槃の彼岸に到るというもの。

つまらぬことに拘り、自分で自分を苦しめ智慧もなく、輪廻転生、悪業を繰り返し、人のために生きることもせず、専ら自分持ちの狭い世界に安住している私。その愚かさを数え上げたら切りがない。多少なりとも 仏の智慧を実践し、明日に咲く菩提の種を福田に播きたいものである。







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