再生への旅

アクセスカウンタ

zoom RSS ふるさと・命の泉の湧くところ

<<   作成日時 : 2011/03/16 04:39   >>

トラックバック 0 / コメント 2

画像


生きてゆく涙鹹きも花のころ 玉宗

東北関東沖大地震の余波が続いている。死傷者行方不明者が万を越える様相を呈している。福島原発の影響も予断を許さない状況である。救援を待っているであろう方々。避難所で不自由な暮らしを余儀なくされている被災者。現地に入って身を削って活動されている救援隊・ボランテイア・自衛隊等の方々。皆さんが困難な中で精一杯頑張っている。世界も注目し、支援援助を惜しまない姿勢を表明している。

五月末に控えて助走し出した永福寺百周年記念御開帳法要であるが、わがことに感けている自分が申し訳なくなってくる。寄付金勧進の足も重くなるというものだ。そんな躊躇を抱きつつ、法要の導師を依頼していた総持寺祖監院・今村源宗老師を訪ねて、正式に御導師を拝請した。

老師は宮城県出身である。明治の津波で親戚の殆どが絶えたのだと言う。このたびの被災で少ない親戚の安否も確認出来ていないらしい。百年毎に津波被害を受けているような三陸である。お話の中で老師はポツリと仰った。

「何度も甚大な被害を受けているのに、どうしてそんなところに棲み続けると思う?どうして離れて行かないと思う?
いいところなんだよ、ふるさとは。地震がなければ、あんなにいいところはないんだよ。」

故郷とは不思議な存在である。わが命の臍の緒のように、生きている今の私には、なくてもなんともないのだが、私が今を生きていられるのは臍の緒で繋がっていたからである。遠くはなれても、いなくても、故郷は私の生きてゆく力、命の泉の源泉であるのかもしれない。故郷がそうであるように、人は故郷の恩恵を受け、故郷の叱咤を受け、故郷から学び、人生を歩んでいる。
出家が建前のお坊さんにとってもそれは同じであろう。お釈迦さまも大地から生れ、大地に足をつけて生き、大地に還って行ったのである。

監院老師からは、永福寺の法要は予定通り行いなさいと仰って戴いた。記念行事ではあるが、三十三年ぶりに開帳する御本尊との結縁でもある。惨状極まりない平成の世に扉を開いて頂き、打ちひしがれた人の世に憐れみと光明を垂れてほしい。相談の上、御開帳に寄せられた寄付金と布施の一部を災害義捐金、ボランテイア団体支援金として提供することにした。

少しでも多くの募金を届けられるためにも、遠慮なく勧進に歩こうと心に決めている。





よい記事と思われましたらポチっとお願い致します。合掌
にほんブログ村 哲学・思想ブログ 禅・坐禅へ

にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ

にほんブログ村 哲学・思想ブログ 人間・いのちへ




テーマ

注目テーマ 一覧


月別リンク

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
おはようございます
 被災にあっても新しい命が湧くのが生命の強さですね。
湘次
2011/03/16 08:36
 湘次さま。
人間の再生力を信じたいです。
合掌
市堀
2011/03/17 07:56

コメントする help

ニックネーム
本 文
ふるさと・命の泉の湧くところ 再生への旅/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる