再生への旅

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zoom RSS 永福寺涅槃会・「仏垂般涅槃略説教誡経・八大人覚抄」

<<   作成日時 : 2013/02/25 04:56   >>

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生きもの脛に疵ある涅槃かな 玉宗

昨日24日は永福寺涅槃会法要であった。
春とは思えぬ荒れた吹雪模様のお天気であったが、多くの善男善女にお参りしていただいた。涅槃会では「仏垂般涅槃略説教誡経(遺教経)」と呼ばれる長いお経を拝誦する。謂わば、お釈迦さまの最後の説法、遺言として伝承されてきた経文である。毎年、このお経を拝誦する度に、仏弟子としての至らなさを身にしみて、心に沁みて痛感させられる。

出家して三十年。少しはましな人間になりたかったが故の人生の選択だったが、こんなものかと忸怩たる思いが中々消え失せない。今生で駄目なら、来世もある?生まれ変わり、死に変わりして仏道を歩む。その気概や良し。そうではあるが、今を蔑ろにしている実体を弁解するために来世を持ち出すのも気が引けている。どちらにしてもご覧の通りの人間。開き直り、且つ、憚りながら生きて行くしかあるまい。

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「遺教経」を抜粋します。分からないままに一度読んでみてください。合掌

釈迦牟尼仏、初めに法輪を転じて、阿若恨陳如を度し、最後の説法に須跋陀羅を度したもう。応に度すべき所の者は皆已に度し訖って、沙羅雙樹の間に於いて、将に涅槃に入りたまわんとす。是の時中夜寂然として声無し、諸の弟子の為に略して法要を説きたもう。

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汝等比丘、当に知るべし、多欲の人は利を求むること多こが故に苦悩も亦多し。少欲の人は無求無欲なれば則ち此の患無し、直爾に少欲すら尚応に修習すべし、何に況や、少欲の能く諸の功徳を生ずるをや。少欲の人は則ち諂曲して以て人の意を求むること無し、亦復諸根の為に索れず、少欲を行ずる者は、心則ち坦然として憂畏する所無し、事に触れて余り有り、常に足らざること無し。少欲ある者は則涅槃あり、是を少欲と名づく。

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汝等比丘、若し諸の苦悩を脱せんと欲せば、当に知足を観ずべし。知足の法は則ち是れ富楽安穏の処なり。知足の人は地上に臥すと雖も、猶お安楽なりとす。不知足の者は、天堂に処すと雖も亦意に称わず。不知足の者は富めりと雖も、而も貧しし。知足の人は貧しと雖も而も富めり。不知足の者は五欲の為に索かれて、知足の者の為に憐愍せらる、是を知足と名づく。

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汝等比丘、寂静無為の安楽を求めんと欲せば、当に潰鬧を離れて独処に閑居すべし。静処の人は、帝釈諸天の共に敬重する所なり。是故に当に己衆他衆を捨てて、空閑に独処して、滅苦の本を思うべし。若し衆を楽う者は則ち衆悩を受く、譬えば大樹の衆鳥之れに集まれば、即ち枯折の患あるが如し。世間の縛著は衆苦に没す。譬えば老象の泥に溺れて、自ら出ずること能わざるが如し。是を遠離と名づく。

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汝等比丘、若し勤めて精進すれば、即ち事として難きものなし。是の故に汝等当に勤めて精進すべし。譬えば少水の常に流れて、即ち能く石を穿つが如し。若し行者の心数々懈廃すれば、譬えば火を鑚るに未だ熱からずして而も息めば、火を得んと欲すと雖も、火を得べきこと難きが如し。是を精進と名づく。

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汝等比丘、善知識を求め善護助を求むることは、不忘念に如くは無し。若し不忘念ある者は、諸の煩悩の賊、即ち入ること能わず。是故に汝等常に当に念を摂めて心に在くべし。若し念を失する者は則ち諸の功徳を失す。若し念力堅強なれば、五欲の賊の中に入ると雖も、為に害せられず。譬えば鎧を著て陣に入れば、即ち畏るる所なきが如し。是を不忘念と名づく。

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汝等比丘、若し念を摂むる者は心則ち定に在り。心定に在るが故に能く世間生滅に法相を知る。是の故に汝等常に当に精進して、諸の定を修習すべし。若し定を得る者は心則ち散ぜず。譬えば水を惜しめる家の、善く提塘を治するが如し。行者も亦た爾なり、智慧の水の為の故に、善く禅定を修して漏失せざらしむ。是を名づけて定と為す。

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汝等比丘、若し智慧あれば則ち貪著なし。常に自ら省察して失有らしめざれ。是れ則ち我が法中に於て能く解脱を得。若し爾らざる者は、既に道人に非ず、又た白衣に非ず、名づくる所なし。実智慧の者は、即ち是れ老病死海を度る堅牢の船なり、亦是れ無明黒暗の大明灯なり、一切病者の良薬なり、煩悩の樹を伐るの利斧なり、是故に汝等、当に聞思修の慧を以て、而も自ら増益すべし。若し人智慧の照あれば、是れ肉眼なりと雖も、而も是れ明見の人なり。是を智慧と名づく。

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汝等比丘、若し種種の戯論は、其の心則ち乱る。復た出家すと雖も、猶お未だ得脱せず。是故に比丘当に急に乱心戯論を捨離すべし。若し汝寂滅の楽を得んと欲せば、当に善く戯論の患を滅すべし。是を不戯論と名づく。

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汝等比丘、常に当に一心に出道を勤求すべし。一切世間の動不動の法は、皆是れ敗壊不安の相なり。汝等且く止みね、復語いうこと得ること勿れ。時将に過ぎなんと欲す、我れ滅度せんと欲す。是れ我が最後の教誨する所なり。仏垂般涅槃略説教誡経


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