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zoom RSS 大本山總持寺拝登の旅五十句

<<   作成日時 : 2014/03/18 23:18   >>

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新到の板木谺す木の芽山  玉宗

横浜市鶴見区の曹洞宗大本山總持寺へ、弟子の瑞世拝登の随行をしてきた。
短い旅ではあったが、親子の佳き思い出作りとはなったようだ。先ずは旅中吟をUPします。


「大本山總持寺拝登の旅五十句」

ほくほく線
かすみたる奥山越えてなほ霞み
見も知らぬ耕人見ゆる車窓かな
風花のごとく峠を越境す
遠嶺に雪をいただく接木かな
立山の霞濃くして深海魚
沖黒く蠢く春の潮かな
けものめく山の息吹の木の芽かな


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越後湯沢・上越新幹線
家々に残る雪積む越後かな
餅肌の駒子の国に残る雪
雪間より振り返りたる訣れかな
雪形のやつれて軒の桃柳
梅咲くや乙女さびたる山裾の
斑野をいくつも越えて上州へ



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東京駅・京浜東北線
東京は行きずりの街かげろひて
雑踏の四角い空に春愁ひ
女学生春たけなはの声発す
春着せしおかまが降りる田町駅
疲れたる春の手首が吊革に
そこは私の春に夢見る指定席
江戸といふ大蛤の息の中


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鶴見・大本山總持寺
白梅や鶴見ケ丘の空狭め
總持寺の山はなだらか桃の花
梅東風に押され大黒尊天に
囀りを振りかぶりつゝ仏殿へ
磨かれし百間廊下冴返る
春の風出世第一道場の
僧堂に封じ込めたる春の闇
仏殿の三和土に沈む余寒かな

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韋駄天の閼伽に浮きたるよなぼこり
ゆるやかに春の衣を身に纏ひ
目覚めよとばかりに春の鵙猛り
鷹鳩と化して大雄宝殿に
山門に触れてゆきたる春の雲
看経もならずと春をうたた寝す
禅窟に虎の嘯く春の風
雲水の姉さん被りあたたかし


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新到上山
鳥雲に仏弟子山に入りにけり
禅僧の大足草も青みけり
春陰へ引導渡す大声で
生きながら死ねよと春の山奥へ
山笑ふ僧を吐きだし僧を呑み込み
亀の鳴く方へと僧の経行す
雲水の大きな返事蝶もおどろく
暮れてゆく鐘の音にも春めいて


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帰郷
遅き日を旅して足が棒になり
如月の旅人となる親子かな
行きは三寒帰り四温の旅路かな
朧夜を寝落ちてしまふ旅疲れ
浦かけて雨にけぶれる彼岸入り
けふ彼岸風の匂へる日なりけり




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