再生への旅

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zoom RSS 今年も故郷の烏賊釣り船が来たぞう、というような話。

<<   作成日時 : 2014/05/17 19:21   >>

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烏賊釣り灯一つ遅れて連なりぬ 玉宗

この時季になると輪島市門前町鹿磯港には全国から烏賊釣り船団がやって来る。ひと月ほどこの港をベースにして漁をし、徐々に魚群を追って北上するのだと言う。そんな船団の中に、生まれ故郷の函館市からやってきた一隻がある。船首は幼馴染の男。数年前に漁に来ていることが発覚して以来、毎年寄港するたび連絡が入り、食べ切れないほどの刺身烏賊を貰う。今年もさっそく二箱貰った。

烏賊釣り漁も近代化し、大きな船に一人で乗って仕事をしているのだという。俄かに信じられなかったのだが、機械化された装備を見るとそれも納得させられる。夕刻に港を出て、一晩中の漁をして明け方に戻ってくる。休む間もなく箱詰めされた烏賊を揚げる。遅めの朝ご飯を船中で食べて、ようやく陸に上がる。漁協が設えた休憩室で休憩したり、眠ることができる。その繰り返しなのだろう。海の荒れた日は漁も休みになるのだろうが、一日でも漁に出て多く稼ぎたいという思いで故郷を出てきている筈である。



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私も故郷を出て内地で生きている年数の方が倍以上になるのだが、故郷訛りはちゃんと残っている。今は統合されて函館市になっているが、噴火湾添いの漁師町である。謂わば、「浜ことば」で市民然としたお行儀のよい訛りではない。例えば、こんな具合である。

「おい、元気でいだがえ?」
「おお、なもかわりねがったが?」
「いが喰うべ?ちょっこしだげど持っていげばいいさ」
「すまねえな」
「わも来年60だで。どんだば、同窓会でもしねが」
「ああ、そりゃいいな。わも呼んでけねべが。どんだば今年は、大漁げ?」
「な〜んも、燃料費だどがの経費はらえばたいしたごとねえ。ぼんさんほど儲がねさ。ぼんず丸もうげってほんとげ?」
「なに言ってんだば、すったらごとねえよ。」

てな具合である。
今年も永福寺の大漁旗とお札をあげた。大漁満足と海上安全を祈るばかりである。

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「いきほひ」

けものめく七堂伽藍青嵐

薬局は小箱のかたち花水木

明日のある空に囚はれ更衣

人生のいきほひ余り草を引く

麦秋を戻りし妻の生乾き

竹皮を脱ぎて視界をはみ出しぬ

花菖蒲花がくしゃくしゃして畢る

汝が肩を奈落とおもふ牡丹かな

喰へさうで喰へぬ躑躅が盛りなる

先生の活けしあやめが杜若




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コメント(3件)

内 容 ニックネーム/日時
いい会話だなぁ。
志村建世
2014/05/18 23:43
ンだべんな〜↗
花てぼ
2014/05/20 17:30
変なところに「ん」が入ってますね。これは要りません。
花てぼ
2014/05/21 22:40

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