再生への旅

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zoom RSS 夏解の風・安居解制

<<   作成日時 : 2014/07/17 11:33   >>

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墨染の風へうへうと夏解の風 玉宗

大本山總持寺祖院専門僧堂では七月十五日を以って夏安居解制となる。

解間となったとはいえ自己参究の日常がなくなる訳でもない。引き続いてお盆行持が目白押しに待ち構えている。そうは言っても參籠三ヶ月を経た夏解の風の爽やかさは格別であろう。他出、暫暇も願い出ることができる。来月になったら師寮寺のお盆手伝いで他出するのも例年のことである。わが弟子も来月他出させて戴く予定。思えば弟子を当てにするようになったのだし、当てにできるような弟子になったということでもある。彼にとっては僧堂三年目の夏。何を思って修行していることやら・・。

師匠にとっては弟子が手元を離れて三年目の夏である。一人前になるまでは帰ってきてほしくないと思う一方で、早く帰って来ないかなあなどといったさびしい思いもしている始末。うかうかしてはいられぬのだが、焦ってみてもしょうがいない。そう自分に言い聞かせつつのその日暮らし。中々良寛樣のようにはへうへうと生きることのできない私ではある。

朝の勤行を終えて庫裏へ戻ろうとしたら、今年初めての蝉の鳴き声が聞こえてきた。愈々夏本番である。そして人生はいつも後戻りのできない本番。蝉の声にはそんな覚悟を偲ばせる余韻がある。


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「萱草」

萱草の入り日焦がるゝ花の色

父が生き父が死んだる夏の海

大いなる島の藪蚊に刺されけり

烏賊釣りの父の漁火胸に眠る

裏返る海亀の空悔しき空

すさまじき妻とのゑにし心太

愛憎の闇の彼方に踊るなり

水飯に若狭のへしこかき込みぬ

墨染の袖へうへうと夏解の風

男ひとり都の極暑逃れ来る

鮒鮓や都を沖とせし湖国

祇園会や京の山々ひれ伏して






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