再生への旅

アクセスカウンタ

zoom RSS 仏さまの心で過ごしたい

<<   作成日時 : 2015/03/28 17:28   >>

トラックバック 0 / コメント 4

画像


山吹や仏と暮らすしづけさの 玉宗


私の最初の雲水修行の道場でもある愛媛県新居浜市の瑞応寺専門僧堂から毎月寺報『銀杏』誌が送られてくる。巻頭は堂頭師家である楢崎通元老師。私のようなひねくれた文章ではないので、ここに紹介させて戴く。実はこんな文章、こんなお坊さんになりたいんだよね。


「仏さまの心で過ごしたい」 瑞応寺山主 楢崎通元

 お坊さんは、頭を丸めた僧形で喧嘩をしてはなりません。仏様にお誓いしたのです。みんな仲良しです。
怒りは「山の人を押しつぶすが如くに、愚かなる者を押しつぶす」といいますが、自分で自分の締めとることです。
 喧嘩は、勝つからやるのではない。「負けるが勝ち」とも申しますが、勝つとか負けるとかではないんです。初めからそういう気持ちで、勝ち負け以前の平穏な心でいなければなりません。禅僧では、良寛さんがそういうお人でした。

喜んではしゃいだり、声を荒げた怒りの態度や、慌てた顔つきで早口でいうようなこと、嬉しいことがあれば調子づく、叱られたら落ち込む、軽挙妄動人のつね。しかし良寛さんは感情に荒らされることなくいつもゆるやかな感じでした。

ある夜、村人に泥棒と間違えられて、それこそ袋叩きにされたことがありましたが、良寛さんはやられるがままで、言い訳も何も言わない。良寛さんに気がついた村人が謝っておっても、まるで何にもなかったかのような様子なんですね。良寛さんには喧嘩だ何だという気が全くない。自己中心の考えを持たず、相手の立場を思いやるということをつらぬいていたのです。頭を丸めたからには、そういう風にはならないといけませんね。


お釈迦様のお話しに、ある時、罵詈雑言する者がいたんですが、お釈迦様はそういう人を相手にはしません。只じっとそれを聞いておって、向うが云いくたびれて少し静かになった時に、「あなたの家にお客さんは来ますか?」と、こう訊く。「はい、来ます。」「そのお客さんにご馳走を出したことがありますか?」「もちろん、あります。」「そのお客さんがご馳走を頂戴しなかったら、そのご馳走は誰のものでしょうか?」「それはもちろん、私のものとなるより他はありますまい。」そこでお釈迦様は「あなたは私にいろいろと云っておったが、私はそれを頂戴しない。だからそれはあなたのものになるよ。」

天に向かってつばを吐いたら、それは自分にかえってくる。風上に向かって砂を投げたら、これもまた自分の方に飛んでくる。悪い言葉や行為は、それを云ったりやったりしたら全部自分に返ってくるんです。
 腹が立ったら何か言いたくなる。言い合いになったら手を出したくなる。そのうち命にかかわることになる。戦争も同じことです。勝ち負けに関係なくやったらいかんことです。
喧嘩をせん為にはどうしたらよいのか。いつもニコニコ笑顔でいれば喧嘩にならんものです。

「いつもオンニコニコ、腹立てまいぞソワカ」をオマジナイにして、この心持で暮らしたいものですね。











画像



「犀星忌」

風にまだ雪の匂ひや犀星忌

金石の寺に宿借る犀星忌

家を出る別れも近き磯遊び

嵯峨野なる都の奥や藪椿

木蓮の遥かに宵の星生れ

大ぶりの椿一輪虚子祀る

鶯や呼べば応へる近さより

待たされて沈丁の香の中にをり

海棠の開かむとして紅を溶き

遠目にも光りかがよふ辛夷かな






画像


「見た目」

見た目にも確かに馬糞雲丹であり

海底の潮にころがる栄螺かな

磯波に半ば溺るゝ烏貝

ふるさとを共に生きたる田螺かな

蜷の曳く夢のあとさき只むなし

蛤に後れを取りし浅蜊かな

去りがての波に打ち寄す桜貝

潮満ちて眠るばかりのごうなかな

だれか来てこの指とまれ潮まねき

花とひらくいそぎんちやくのさゆれかな



画像


「自暴自棄」

囀りや自暴自棄にも朝が来て

芋植うる九人生みたる尻掲げ

鶯や塞ぎ込んだる海馬にて

木蓮の跡形もなく空残り

ひらけゆく空に弥生の淡さあり

蓮翹の花がごちやごちや咲いてをり

沈丁の花に雨降る家路かな

あすひらく花海棠の紅の色

三椏の花がちぐはぐ咲いてける

満天星の千の花房千の風















テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
今の私にまさに必要な言葉です。
3月に入り、職場での人間関係があれくれており、完全にとばっちりを受けている状況です。家庭内でのイライラを仕事に持ち込み、私ともう一人のおとなしい人にぶつけられ、こちらまで不愉快な思いをしています。マイナスな事象は全て私ともう一人のせいにして押し付けられ、疲れはてています。周りもそれに気づいていますが、勢いがすさまじく、止めることもできない状態になっていて…。
そんな時、この記事をみることができ、心が和らぎました。良寛さまのようにはなれないかもしれませんが、それに近づきたいと思います。
しぃ
2015/03/28 19:07
誰もが「仏さまの心で過ごしたい」になりたいです。
「悪い言葉や行為は、それを云ったりやったりしたら全部自分に返ってくるんです。」
一日に何回となく「バカ野郎!」と安倍のなんとかってのに向かって発している私にもこの言葉が返って来るでしょうか。

もう見ないと思っていたNHK「朝ドラ」をチラッと見たら能登の外浦村というところがモデルになっていました。「これは見なければ」という気持ちになってしまいましたがそちらでは話題になっているのでしょうね。
花てぼ
2015/03/30 08:28
しぃ様。花てぼ様。
いつもコメントありがとさんです。
朝ドラは輪島が舞台で、「外浦村」は実際には「大沢村・おおざわむら」というところが舞台ですね。永福寺から車で十分くらいかな。景勝地ですよ。新幹線が金沢まで来て、能登へも足を運ぶ方が多くなると地元ではほくそ笑んでいますが、さて、どうでしょう。お寺のお賽銭まで好景気になればいいのですが。(^^)
あっ、NHKの「つるべの家族に乾杯!」?だかなんとかという番組で輪島市門前町が二回に亘って放映されます。こちらは祖院や興禅寺のまじかで野取材だったようですね。お見逃しなく。私は出ていませんが。(^^)良い季節を迎えます。お元気でお過ごしうださい。合掌
市堀
2015/03/30 17:24
つるべに乾杯のご紹介、ありがとうございました♪来週の再放送で見させてもらいます。

能登半島に行ってみたいと思いますが、愛媛からはなかなかです…(>_<)北陸新幹線にもあやかれませんし…。
9月のシルバーウィークでどうするか悩み中です。車で行ける範囲(中四国)にするか電車で福井・石川に足を伸ばすか…。

旅番組を見て楽しむのも好きなので、来週が待ち遠しいです。
しぃ
2015/03/30 21:42

コメントする help

ニックネーム
本 文
仏さまの心で過ごしたい 再生への旅/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる