再生への旅

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zoom RSS 今日の統一選・根っこと枝葉

<<   作成日時 : 2015/04/24 19:58   >>

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天日に燻るやうに花通草 玉宗

世に云う統一地方選挙っていうんですか、御多聞に洩れず、輪島市内もその選挙運動の真っ最中。
迂闊に道路を歩いて選挙カーにすれ違おうものなら、知らないふりをするのに苦労する始末。政教分離の当事者である私としては、だれに憚ることもないのではあるが、社会人として選挙は当然の義務であることを免れない存在でもある。そのような存在であるにもかかわらず、投票と云う国民の義務を果たさないできた後ろめたさのようなものがなくはない。投票を一度もしなかったといのではない。修行中であった雲水の頃に比べたら、住職となってからは地方選は特に夫人や家族に催促されるということもあって、比較的穏健に足を運ぶようにはしている。国や自治体、地域、故郷のためになにほどのことをしてくれる人物であるのかを見定めるに越したことはない。それは承知してはいるのだが、どうも、政治や行政の世界で通用する真偽を見定める能力が私には欠如しているようだ。

ピンからキリまであるいのちの有り様。そこには比較を絶したいのち限りの全機がある。だれもが己のいのち限りに精一杯生きているであろうという信仰がある。更に、人間性への絶望的とでもいうような見切りがある。仏道とはある意味、人間性への絶望からの再生、展望である。そのようなことを考え合わせての結論として、「人間とは精一杯生きて、そしてときに間違う動物である」という現実観がある。人間とは実に見挙げたものであると同時に、如何にも始末に悪いものであり、実に様々な意匠を凝らした存在者ではあると同時に、畢竟するところ似たり寄ったりの哀れな存在でもある。人間とは本人が思っているほど具体的にも抽象的にも生きてはいない。実に矛盾力ことそが生きるダイナモの如き有り様ではなかろうか。そのような次第のいのちを生きているお互いの人間である、という認識がある。

人間性への絶望の淵から立ち上がる人間性への寛容さ、淡い一蓮托生観のようなものがある。政治が要らないというのではない。行政が嫌いだというのではない。一歩身を引く思いが私にはある。政治や行政、社会の善悪へ関われ!それはまるで私に絶望の淵へ身を投げげこめとでも云われているが如きストレスなのである。人間が嫌いなのではない。ときに信頼を損ねる存在であることにうんざりするだけだ。社会人として生きていくことを勘弁してほしいというのではない。ときになんだか知らんが生きていくのが嫌になる社会がそこに現出するだけだ。

前にも言ったかもしれんが、仏法の善悪と世法の善悪は別次元のものである。いのちの根っこの話しと、枝葉の違いとでも云ったらいいだろうか。根っこと枝葉。どちらが本物、偽物という話しでもない。どちらが上でどちらが下という話しでもない。一体でありながらも別なものであるという構造がそこにはあるかだろう。

私のような糸瓜でも、一度きりの、限りある命を賭けていることに変わりはない。であるならば尚更の事、もっぱら、いのちの根っこの話しと実践に終始して短い一生を終えたい。それが仏弟子の面目であり、醍醐味でもあり、義務でもあり、社会貢献でもあろうと、本気で思ってる。




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「さも」

囀るやさも闌といふ風に

若布刈舟以外のなにものでもなく

単純なところがどうもチューリップ

クローバー頬を触れ合ふつめたさの

父母を置き去りにして竹の秋

春蘭の花食ふ旅の山家かな

代掻いて瑞穂の里をたひらかに

狸出て春三日月を嗅ぎ廻る

蒜のかたちに僧ができあがる

漁るや浜大根の花陰に


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「海の色」

風立ちし渚に春を惜しみけり

立ち騒ぐ海の色にも夏近し

蜂唸るほかは音なき寝覚かな

青き踏むやり直せると思ひつゝ

漣の空に翳して花楓

花とひらき踊子草の輪となりぬ

影を追ひ影に追はれててふてふと

著莪の花裏へ廻れば咲いてける

たんぽぽの絮吹き消すやあえの風

肥担ぐころとし思へば蝿生れ

天日に燻ぶるやうに花通草

あの雲に乗り遅れたる春愁



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「牛のここち」

働かぬ蟻がゐぬかと見てゐたる

漸くに笑ひ出したる能登の山

海棠の乙女さびたる紅さして

遅き日や牛のここちがしてならぬ

肥担ぐ頃とし思へば薫る風

妻や子を泣かせ春子を育てをり

眉はきやをのこに下野のこころざし

囀りやマナーモードにして眠る

おそるおそるこれ見よがしに鯉幟

せゝらぎに耳をそばだて水芭蕉

























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コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
単純なところがどうもチュ−リップ

我がことをどうも詠まれてチュ−リップ
花てぼ
2015/04/25 10:53

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