再生への旅

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zoom RSS 僧堂とはなにか?!

<<   作成日時 : 2016/02/26 21:53   >>

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魚は氷に仏弟子山に上りけり  玉宗

僧堂とは言うまでもなく仏弟子を育てる機関である。
失念してはならぬのは、人を変えることはできない、自己なら変える可能性があるといった人間観察の第一歩がそこにはあろう。それはつまり、お釈迦様と云う人間が悩みの先に選んだ解脱の生き方を学ぶところということである。生老病死の人生、人のいのちの不思議、四苦八苦、自己の世界の観察の果てに、ぶれない世界を受け入れたのには違いない。

自己が自己に深まる道程。命の縦軸への沈潜。いのちの根本義に生きる。その様にして確立した自己を以って社会を往還する。自己への信仰を以って他己を受け入れ、活かす。因縁生に徹する無私の存在者。これもまた理想を掲げて生きている現実には違いない。理想と現実。どちらかに偏るのではなく、自己の脚下として、理想と実際をアップデートして歩みを進めるが如き力学であらねばならんだろう。そこには理想通りには行かない歯痒さ、失望があろうし、現実と云う化け物に惑わされ、嫌気がさすこともあろう。そしてまた、理想と現実に救われ、力を得ている自己に目覚めることもあろう。

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失敗や成功は人間につきものである。精一杯やっても間違うことの多いのが人間の相場だ。そしてどちらかと云えば失敗や絶望の向うに目覚め、学ぶことの多いのも人生ではなかろうかと私などは認識している。一切皆苦の人生だからこそ、諸行無常の人生だからこそ、自己を見捨てず、奢らず、あきらめないこころざし、初心を忘れてはならないのだ。自己に生まれたこおとの一大事因縁を、誰に遠慮する事もいらない。神仏でさへ私として、生れ、生き、死んでゆくことを咎めだてすることができないのだから。

人が人になる。人が仏になる。仏が仏になる。それをしも成仏とはいうのだ。僧堂が仏弟子養成の機関であろうとするならば、それぞれが、それぞれの一大事因縁を生きている事実に目覚め、尊重し合える宗教人を育てることこそが求められているのではなかろうか。



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「眼差し」

もの思ふ眼差し深き椿かな

はだれ野や見捨てられたる故郷の

打ち寄する波の音にも春愁ひ

如月の枕辺に置く旅鞄

木立吹く風にも雪の名残りあり

うすらひやいつもと同じ夢をみて

今頃は巣箱に月の見える筈

裏木戸に仰ぐ春星夢たがへ

末黒野や臨時停車の窓辺より

春寒く一人の部屋に灯を点す


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「つべこべ」

如月の空へらへらと月上り

朝寝して陸の淋しさ味はへる

鳥雲に入るや褪せたる夢ばかり

雪解けてつべこべ申す妻のゐて

巣箱よりよるべなき貌見え隠れ

月影のほとほと遠き古巣かな

鳥の巣を覗きたがるを叱るなり

夢にまで遠きふるさと草萌ゆる

朧なる月の向かうを仰ぐかな

いっせいにこちらを向いて黄水仙

海山のいずれ淋しき朧かな





鳳来山永福寺晋山記念事業ご案内


永福寺(鳳来堂)は昔より霊験あらたかな観音霊場、地蔵尊の祈祷寺として多くの信仰を戴いてまいりました。約百年前に門前総持寺膝下にあった永福寺が輪島の信者の皆さんに守られて来た由緒ある仏さまと合体して今に至り、私・市堀玉宗代まで七世の住職が任を務めて参りました。

その間、社会的にも様々な変遷があり、輪島の宗教事情や市民の宗教感情、意識もまたゆるやかではありますが変化しつつあるところです。しかしながら、社会の変化の中で私どもはお寺の存在をこれからも世に問い続けていかなければならないものと考えております。

ご存知の様に、永福寺には檀家がありません。今日まで多くの信者の皆様に支えられて参りました。つきましては、この度永福寺新命和尚の晋山式挙行に当り、左記の要領で基金を募ります。住職にとっても、信者の皆様にとっても生涯に一度の結縁です。広く布施の願行をお勧めいたします。

お申し込みの方には記念品贈呈の上、法要に当り祈願、供養の回向をいたします。
法要に際しましては、おさそい合わせの上、多くの皆様の参拝をお待ちしております。合掌

晋山式記念事業等の内容

1、平成28年11月3日晋山式大法要
2、記念事業 (境内整備等)
3、記念書籍刊行
4、稚児募集 (募集開始は夏以降)

◎基金募集

晋山式事業基金を次の要領により募集します。 

募集期間 2016年1月より2016年10月まで
募   金 一口・5000円(何口でも結構です)
送金方法 「晋山式基金」と明記のうえ、郵便振替口座でお送りください。
送金先  郵便振替口座 加入者 永福寺 口座記号番号 00750・5・101412




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市堀玉宗第三句集『安居抄六千句』

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