再生への旅

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zoom RSS 六月の風

<<   作成日時 : 2016/06/03 15:28   >>

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神話なほ続いてをりぬ夏怒涛 玉宗


六月を奇麗な風の吹くことよ 子規


このところ、まさに子規の俳句にあるような日和が続いている。天気が良すぎるのも、好事魔多しではないが、油断や隙、魔が差すことがあるものだ。何事も完璧というのはどこか鵜呑みにできないような雰囲気がある。
完璧とか完全を期するのも人間の性であろうか。その完璧さ加減というものも、どこまでもわが贔屓目や色眼鏡、欲望という物差しや都合からのものであろう。

じっとしていられない人間という動物。智慧がついたことでそのような行動パターンに拍車が掛かって、もう後戻りもできないかの如くである。そのようなことを思ったりすると、神が人間を創ったといったようなことも世界の完璧さに危惧を抱いてのことであったのかもしれない。人間という不完全な存在を送り出すことによって世界創造の最後の仕上げ、点晴。

宇宙という破壊と創造を繰り返す、悠久の時空。地球という壊れやすい星の住人である私たち。なにもかも顕かにして、なにもかもが隠されていて、人は諸行無常の今のひとときに命を燃やし続けることによってしか永遠へつながる手立てを持っていない。

今もなお神話が続いているのだろうね。


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「雲のゆくへ]

人生を踏み外したる西日かな

草引くややり直せると思ひつゝ

草笛やいつか遠くに来てしまひ

麦藁帽子雲のゆくへに憧れて

ひとたびは風に押されし蜘蛛の糸

日のもとに晒され蚯蚓のたうちぬ

雨が来る風のにほひや花うつぎ

抜きんでて枝垂れて風の萩若葉

十薬や神を殺めし手のにほひ

京鹿子花火はじける如くして


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「花のいろ」

緑陰を浴びて古傷癒すなり

退屈でしょうがない花南瓜とも

ガーベラや家に希望があった日の

くれなゐの恋に狂ひし花のいろ

色たがへうちかさなりし若葉影

虎尾草のまだあどけなき尻尾なる

さようならほたるぶくろもうなだれて

いろ艶もけふを限りや茄子の花

火灯さぬみさほの固さ梅青く

紫陽花のまださみどりの雨の色

降り積もる花の白さよ山法師



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「空深く」

蝶となり海を渡らむ更衣

生贄に取られて今も不如帰

従兄弟なる恥ずかしきもの花は実に

雲一つなきうれしさよ夏燕

熱き日を焦がれて已まぬ夏薊

分蘖の始まつてゐる蛍の夜

浦々に夜干しの干物卯月波

六月の風うつくしき草の丈

白雲のゆくへもしれずすずしさよ

後衣の別れもさむき夏の朝

落日に乗り遅れたる端居かな

空深く谷深くして不如帰










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「雲のゆくへ]

人生を踏み外したる西日かな

草引くややり直せると思ひつゝ

草笛やいつか遠くに来てしまひ

麦藁帽子雲のゆくへに憧れて

ひとたびは風に押されし蜘蛛の糸

日のもとに晒され蚯蚓のたうちぬ

雨が来る風のにほひや花うつぎ

抜きんでて枝垂れて風の萩若葉

十薬や神を殺めし手のにほひ

京鹿子花火はじける如くして


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「花のいろ」

緑陰を浴びて古傷癒すなり

退屈でしょうがない花南瓜とも

ガーベラや家に希望があった日の

くれなゐの恋に狂ひし花のいろ

色たがへうちかさなりし若葉影

虎尾草のまだあどけなき尻尾なる

さようならほたるぶくろもうなだれて

いろ艶もけふを限りや茄子の花

火灯さぬみさほの固さ梅青く

紫陽花のまださみどりの雨の色


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「空深く」

蝶となり海を渡らむ更衣

生贄に取られて今も不如帰

従兄弟なる恥ずかしきもの花は実に

雲一つなきうれしさよ夏燕

熱き日を焦がれて已まぬ夏薊

分蘖の始まつてゐる蛍の夜

浦々に夜干しの干物卯月波

六月の風うつくしき草の丈

白雲のゆくへもしれずすずしさよ

後衣の別れもさむき夏の朝

落日に乗り遅れたる端居かな

空深く谷深くして不如帰






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