再生への旅

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zoom RSS 永福寺の成道粥

<<   作成日時 : 2016/12/15 16:17   >>

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手に受けし成道粥のすぐ冷えて 玉宗

12月23日は永福寺の成道会である。
夕刻5時からの法要。例年、寒い中での参拝を戴き法要が営まれる。成道会のころになると以前は市内に雪が積もっていたものだが、近年は雪のない成道会になることが多い。さて今年はどうなることやら。

法要ではお釈迦様の成道に因んだお粥(小豆粥)を参拝者がそれぞれてのひらに少しばかり享けて頂戴する。成道粥と言えば、乳粥を振舞うお寺もある。永福寺では夫人のアイデアで、もう少し味わって貰いたいということで、数年前からパック詰めにして持ち帰ってもらっている。

でもって、私としてはもっと味わって貰いたく、昨年から輪島塗のお茶碗で熱々の成道粥を召し上がって貰うことにした。体も温まる。寒い中をお参りに来て下さるのだから身も心もお腹も温まってお帰り頂きたい。もうすぐ冬至であるが、23日の成道会を過ぎると奥能登の寒さ、そしてお寺の冬籠り、寒修行、年始年末の慌ただしさも本番となる。私も熱々の小豆粥を戴いて、今年一年の息災に感謝し、来る年への活力としたい。


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「声」

狼の声を限りや岨の月

底なしの夜を浚ひに木菟の声

暮れてゆく空のあかるさ鴨の声

寒禽の声零しゆく梢かな

暮れてゆく水のゆくへや鳰の声

都鳥橋に袂を分かちけり

生贄の空を引き裂く鶴の声

白鳥のこゑ透きとほる空の果て

羚羊の鋭声に山の深さあり

熊眠る山の方より風の声

赤子眠る鯨の声を聞きてより

亡国の夜の駅舎やインパネス

酔ひどれの場末に仰ぐ月冴えて



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「指」

隙のなき眼差し遠き猟夫かな

ゆたかなる馬の鼻息丸太曳

枝を打つ音にも山の深さあり

土塊の指もて注連を綯ひにけり

深谷葱風に耐へたる図太さの

寒さうに暇さうにして憚りぬ

具を買うて戻るにも日の短さよ

日向ぼこそのまゝ消えてなくなりぬ

外に出れば疾うに暮れたる煤払ひ

毛糸編む指に音なき調べあり

池普請四の五の言うて捗れり

五郎助ほう夕日を食べてしまひけり



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「ほろほろ」

風呂吹をたべるに口をほろほろと

もの洗ふ音にも年の瀬となりぬ

もうだれも蜜柑をむいてくれはせず

往来も宵の口なる煤湯かな

ほろほろと土をこぼせし蕪引

てのひらの仄かに赤し雪しぐれ

ひもじさのことさらつのる寒さとも

実南天こぼれし雪のくぼみあり

生まれたる遠き国より歳暮かな

反古くべて宵の焚火を育てけり

榾の火やほろほろ眠くなる頃の

月影に皸疼く夜なりけり




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