再生への旅

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zoom RSS 寒中托鉢始まります!

<<   作成日時 : 2017/01/05 19:36   >>

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今の世に銭乞ひ歩くしぐれかな 玉宗


今年は五日が小寒、寒の入り。
寒中托鉢初日と相成り、無事済ました。節分まで続く行持であり、先のことを心配しだすと埒もないので日々脚下を踏みしめ、味わいながらやっていこうと思っている。先代は還暦まで寒中托鉢を続けたが、吾輩は今年六十二歳になるが、今のところリタイヤするつもりもない。叶うことなら死ぬまでやり通したいと本気で思っている。托鉢の道中で往生するのが本望。まあ、端の者は迷惑するかもしれんが・・・・・。

直心是道場とは言ったもので、今、ここがわが道場。仏弟子、修行者とは、今、ここに成道せんがために直心道場を背負っている。行く先々がわが宿りでもある、ヤドカリのような存在者でもあろうか。今よりほかに成道の機縁がある訳でもなく、行持の今がそのままわが道場の様子、かたちそのものなのであるということ。行持より先に道場があるのではないということを骨にも身にも心にも肝にも銘じて行かねばならない。

初心忘れるべからずとは世間でもよく言われるところ。仏道では些か様子が違ってくる。初心はわすれないだけでは足りない。初心の中で修行し、初心の中で成道し、初心の中で涅槃する。仏道の初心とはそのような全き代物なんである。初心に生きる覚悟、志が試されている訳であり、それが仏弟子の面目と言うものではないかなと思っている次第。まあ、いつものように理想を述べてはいるんだけどね。

明日も頑張るぞ。

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「鬼」

強く優しき父の柏手年立ちぬ

初湯でてそのまゝ母のふところに

お年玉もらひ行方の知れぬなり

悪い子はいねがと吹雪く夜なりけり

冬座敷にどかどか鬼の酒臭き

丑三つの梁恐ろしきほだ明かり

泣きじゃくる子に繭玉の枝垂れけり

雪の夜の奈落へ鬼の去りゆけり

一日が忽ち終る春着かな

独楽遊び夕餉を告げに二度三度

糟糠の妻と交せる年の酒

また逢はめ鮃と生まれ変はりても

三日はや水に仕へし妻なりき





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「どう見ても」

福寿草ひらかむとして匂ひ立ち

楪のこれみよがしや垣根越し

四日はや仕事するのが厭になり

畑隅に菜屑捨てある四日かな

寝てばかりをれぬ笹子も頻り鳴く

どう見ても沖へ出てゆく宝船

色褪せし母の箪笥に懸想文

捨てられしことゝも知らず手毬唄

海底の潮に遊ぶ海鼠かな

トンネルに小さき峠雪の国


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「鳴く」

小寒の鶏鳴しるきあさぼらけ

ああと啼く鴉も寒に入る頃と

泣いた子が笑ふ日暮れの寒鴉

笹子鳴く如何にもそこら辺りにて

日に夜をついで能登の冬空鳴き已まず

泣くに泣けない皸親の形見なる

問題を思ひ出せずに着ぶくれて

窓際に鉛筆削る五日かな

憂きことのものの形の海鼠かな

荒海や御鏡割れてゆくばかり

団子花日に日に石の固さなる

日の当たる枯菊風のまだ寒く



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コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
 本年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。
今年も寒中托鉢を続けていらっしゃるのですね。
日々ご無事に、立春をお迎え下さいるよう念じております。風邪に罹りませんよう、くれぐれも御身労わって下さい。血圧のチェックを怠りなくお出掛け下さるよう、外気と室温との差が怖いです。
 沢山の俳句を今年も楽しませて戴きます。
 
みどり
2017/01/08 18:08

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